現代の世の中では、オフィスワークにパソコンを使用することが一般的であり、オフィスで働く人々は日常的にワードプロセッサーや表計算ソフト、インターネットを使用しています。
また、多くの基幹業務がシステム化されており、データが集中管理されることで、以前では出来なかった業務も可能となっています。
働く人々の仕事や業務は、パソコンやシステムが導入されていなかったときと比較して劇的に効率化しており、多くの人々がICT化による便利さを享受しています。
しかし、システムの制作には多大な費用と時間がかかることから、費用対効果が低い業務まではシステム化が行われていません。
更に、仕事を取り巻く環境は昔と比べてより複雑化し、仕事の内容もパソコンを使うことを前提としているため、昔の仕事とは異なる「新たな仕事」も生まれています。
ICT化がされていない仕事、ICT化により新たに生まれた仕事、これらに多くの時間を費やす人々がいます。
私たちは、そのような仕事に対して改善案を提示し、安価、短期間で「仕事」を「システム」に置き換えます。
そうすることによって、人々が仕事に費やす時間を短縮させ、人々の生活にゆとりを与えます。
また、本来業務以外の時間を減らすことで更に充実した仕事を行えるようにすることも可能にします。
"The computer for the rest of us."
これは、Apple社が世界で初めて誰でも簡単に使える個人向けのコンピュータを発売したときのキャッチコピーですが、私たちの考える事も同じです。
"The benefit of ICT for the rest of us."
すべての人々がICTの恩恵を受けられるようにすること。
それが私たちの仕事です。
私がこのNPO法人を立ち上げようと思ったきっかけは、ひとつのニュースでした。
「学校の先生の事務量が多いため、本来の教育にかける時間が少なくなっている。」
自分も子供がおり、先生には教育以外の雑務を行うのではなく、本来の仕事である教育を行ってもらいたいと思いました。
教育の時間が本来業務以外の業務により減らされているという状況は、先生、生徒の双方にとって不幸なことです。
この状況を変えるには、本来業務以外の業務を減らさないといけませんが、そこにICTの導入による業務改善が出来ないかと考えました。
知り合いの教師に聞いてみたところ、研修や出張が多いことも一つの原因と思われましたが、手作業による事務もかなり行っているということも分かりました。
こういった事務にこそ、ICTの導入による業務改善の余地があります。
学校以外でもこのような業務で困っている人が大勢いて、改善を求めている業務がたくさんあるのではないでしょうか。
私は県庁に勤務する傍ら個人でシステムの開発を行い、人々の業務の負担を軽減させる活動を行ってきました。
また、県庁で一番規模の大きい税システムの開発業務に携わった経験もあります。
自分が今まで行ってきた業務のシステム化では、多くの人に喜んで頂きましたが、これを更に多くの人に広めたい。
一人でも多くの人が仕事の時間を減らすことで、
より充実した生活を送ってもらいたい。
より充実した仕事をしてもらいたい。
そう考え、この法人を立ち上げました。
この考えに賛同してくれた仲間達と供に、人々が充実を感じる事ができる世の中をつくっていきたいと思います。